医療用ソフトウェア、データベース開発

Findings Editor 説明書

概要

Findings Editorは内視鏡や超音波検査の所見を簡単に管理し、システムの入れ替えも容易に行うことのできるシステムです。
データベースにはオープンソースソフトウェアであるPostgreSQLを採用しており、
サーバー等のハードウェアの入れ替えも容易なほか、大病院などの大規模環境にも
対応することができます。
運用には、普段利用しているWindows PCが1台あれば問題ありません。数十台以上の環境にも容易に対応が可能です。

ORCAと連携し、患者情報を利用することが可能です。

現在開発中のFindings Siteと組み合わせることで、iPadやAndroidタブレットでの閲覧も可能になります。
OSが英語のPCでは自動的に英語表示に切り替わります。

詳細なインストール、運用を解説する「Findings Editor準備・運用マニュアル」や、設置するだけで使用することができるリファレンス機を近日発売予定です。
また、大規模環境への導入にはコンサルティング業務も行う予定です。
順次ご案内いたしますので、ご希望の方はこちらのフォームからお申し込みください。

動作環境

Windows XP、7、8、8.1での動作を確認しています。
ただし、Windows XPはサポート期限が終了しているため、推奨しません。

動作に必要なソフトウェア

.NET Framework 4.0が必要です。

.NET Framework 4.0はWindows updateでインストールが可能です。

インターネットに接続していないPCでFindings Editor(以下、本ソフトウェア)が動作しないようであれば、
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=24872
にアクセスし、dotNetFx40_Client_x86_x64.exeをダウンロードして
インストールしてください。

また、「Windows Imaging Component (WIC) をインストールする必要があります。」と表示されることがあります。
その際は、
【32bit環境の場合】http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=32
【64bit環境の場合】http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=1385
にアクセスしてWindows Imaging Componentをダウンロードし、インストールしてください。

なお、これらを電子カルテ端末などにインストールされた場合、既存のソフトの動作に支障をきたす可能性がありますので、電子カルテ端末への本ソフトウェアのインストールは推奨いたしません。
インストールが可能かどうかは、各カルテメーカーにお問い合わせください。
なお、本ソフトウェアを使用して発生した損害等について、当社は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

インストール方法

PostgreSQLと通信できるマシンの適当なフォルダに解凍してください。
レジストリは一切変更しません。【説明動画:ダウンロード~解凍】

起動方法

FE.exeをダブルクリックするとFindings Editorが起動します。
ショートカットをデスクトップに置くなどしてご利用ください。
なお、Windows SmartScreenによって起動できない場合があります。
この場合は、ファイルのプロパティから「ブロックの解除」を行ってください。

アンインストール方法

フォルダごと削除してください。
その他の操作は必要ありません。
レジストリは一切使用しておりません。

使い方と事前準備

データベース初期設定ソフトとして、「FE_setup」(フリーソフト)を別に公開しています。
PostgreSQLの動作している環境で「FE_setup」を実行することにより、本ソフトウェアをご利用いただく環境をすぐに構築することができます。
また、所見を印刷する際のフッター(医療機関名)は同梱の「result.html」を適宜編集してください。

▽endoDB.exe
endoDB.exeを起動し、初期設定でDBサーバ(PostgreSQL)のIPアドレスまたはホスト名、ポート番号、DBのID、パスワード、シェーマ保存フォルダを指定します。
(基本環境)DBサーバIPアドレス:localhost(データベースをインストールしたマシンで利用する場合)
(基本環境)DBサーバのポート:5432
(初期設定)DBのID:db_user
(初期設定)DBのパスワード:test(FE_setupで変更されることを推奨いたします)
シェーマ保存フォルダ:任意のフォルダ(サーバーの共有フォルダやNASをネットワークドライブとして設定し、そこを設定することをお勧めいたします。)

初めに、IDを「test」、パスワードを「test」としてログインし、「オプション」の「管理」→「施行者」から管理用IDやパスワードを設定してください。
設定後、ID「test」を削除してください。【説明動画:ショートカット作成~ユーザー登録】
なお、カテゴリー「Viewer」は所見入力ができないユーザーとなります。
事務の方がご利用になる場合にご使用ください。
また、別ソフトのFindings SiteでもViewerカテゴリーのユーザーを利用します。

次に、ログイン後のオプションの管理メニューから検査機器や検査場所等の必要な設定を行ってください。
【説明動画:検査機器の登録】
【説明動画:検査場所の登録】
【説明動画:診療科の登録】
【説明動画:外来・病棟の登録】
 
次に新規患者を登録します。
一度登録した患者情報については、2回目以降はIDを入力するだけで表示されるようになります。
【説明動画:新規患者登録および修正】
また、ORCAをご利用であれば、ORCAから患者情報を取り込むことができます。
 
患者登録が終わったら新規検査を登録してください。【説明動画:新規検査登録および修正】
 
内視鏡や超音波の検査を施行したら、施行者が所見を入力し、1次診断医による所見、2次診断医による所見等を入力することができます。
【説明動画:所見の入力】
【説明動画:2次診断】
 
また、所見入力画面から、同梱の患者画像管理ソフト画像登録:GraphicRenamer, 画像閲覧:PtGraViewer)で患者に紐付く画像を登録、閲覧することができます。
PtGraViewerは検査リストの画像ボタンから起動可能です。

便利な機能として、検査種別(CF、GFなど)ごとに自動入力される既定の所見を設定したり、よく使うワードを登録してワンクリックで入力することができます。
「オプション」のマイワードや、「管理」の「クイックワード」、「既定の所見」等で設定してください。
【説明動画:マイワードの登録】
【説明動画:クイックワードの登録】
【説明動画:既定の所見の作成・編集】
 
診断名については、デフォルトの診断名を利用するだけでなく、施設独自の診断名を追加したり、使わない診断名を削除したり、非表示にしたりすることができます。
【説明動画:診断名の編集・登録】

入力した所見は、印刷ボタンで簡単に印刷することができます。【説明動画:所見の印刷】
印刷用のテンプレートを編集してカスタマイズすることもできます。【説明動画:印刷用テンプレートのフッター変更】
 
検査所見は、患者ID、患者名、検査日、診療科、施行者などで検索することができます。
【説明動画:検索機能】
 

制限事項

初期状態で起動した場合は、データベースにデータが存在しないため、各動作でエラーメッセージが表示されることがありますが、データを入力することで表示されなくなります。
また、本ソフトウェアで入力した患者情報や所見、設定した既定の所見やマイワード等はすべてPostgreSQLに暗号化されずに保存されます。
このため、データベースシステムの入れ替え等は簡単に行うことができますが、個人情報の保護等については、PostgreSQLがインストールされている環境を丸ごと暗号化するなどの対策(WindowsのBitLockerなど)を適宜行ってください。

≪著作権および免責事項≫
 本ソフトウェアはフリーソフトです。(GPL v3 ライセンス)自由に使用していただいて構いませんが、著作権は株式会社メイドインクリニックが保有しています。
なお、このソフトウェアを使用したことによって生じたすべての障害・損害・不具合等に関し、当社は一切の責任を負いません。
ソースコードはGitHub上で公開しています。

お気軽にお問い合わせください TEL 03-6419-7056 受付時間 9:00 - 18:00 [ 土・日・祝日除く ]

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